履修科目(授業・時間割)の決め方

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3. 必修科目を埋める

ここからいよいよ、時間割を作成していきます。最初にすることは、必修科目の確認です。

多くの大学では、英語や第二外国語などの語学、所属学部の基本科目や専門科目などが必修科目となっています。これらの必修科目はクラスが指定されていることが多いため、時間割が自動的に決まってしまいます。そのため、時間割の雛型には、最初に記入しておきます。

教職などを目指す方は、必要な科目をここで洗い出しておきましょう。

 

4. 興味・関心がある科目を探す

(*履修科目の決定までに時間がない学生は、ここは飛ばしてください。)

必修科目さえ履修すれば、あとはどのような科目を選んでも自由。これが大学で学ぶ醍醐味の一つです。

名物先生の講義、他学部だけど関心のある講義など、自分の知的好奇心に基づいて、面白そうな講義を探してみましょう。気になった講義は、仮決めとして時間割の雛型に記入しておきます。ただし、卒業単位に算入できない科目もあるので、注意しましょう。

こういうときに頼りになるのが、口コミなどの非公式情報です。多くの学生は楽勝科目を探すためだけに使いますが、知的好奇心を満たし、視野を広げてくれる講義と出会うために活用したいものです。
 

学内に知り合いを増やしたい方へ

学科が細分化されていない学部では、知り合いが増えないことに悩む学生が少なくありません。そのようなときは、ワークショップやポケットゼミなどと呼ばれる少人数形式の講義に注目してみましょう。共同作業を通して知り合いが増えるだけでなく、教員とも仲良くなれることが期待できます。

 

5. 必修科目の曜日にある一般科目を探す

一般科目[2]は、所属する学部学科に関係なく、一定単位を取得しなければ卒業できません。大学1・2年生のうちに取得するのが一般的です。
 

ところで、高校までとは違い、大学生は大学に毎日通う必要はありませ。例えば文系なら、週3~4日ほど大学に通い、それ以外の曜日は、自習、課外活動、アルバイトなど、各人が自由な時間を過ごします。そのためには、講義がない日を意識的に設ける必要があります。

まず、必修科目がある曜日で、必修科目とかぶっていない時間に開講されている一般科目を探しましょう。見つかったら、目星をつけたすべての一般科目を仮決めとして時間割の雛型に記入します。

次に、知的好奇心や興味・関心からぜひとも受講したい科目は、必修科目と同等に考えて、同じ曜日でその科目とかぶっていない時間に開講されている一般科目を探します。見つかったら、ここでも、目星をつけたすべての一般科目を仮決めとして時間割に記入します。
 

このようにして、特定の曜日に科目を集めると、大学に毎日通う必要がなくなります。講義のない曜日は、有意義に時間を活用してください。

この時点で履修可能な科目は出尽くしているはずですが、それでも余裕のある方は、卒業に必要な専門科目などを仮決めとして時間割の雛型に記入しておきます。

[2]一般科目
別名は、一般教養科目、教養科目など。しばしば「般教」(ぱんきょう)と略される。日本の大学では、所属学部にかかわらず、卒業要件として規定の単位取得が義務づけられている。

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