履修科目(授業・時間割)の決め方
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6. 時間割を整える
最後に、仮決めを含め記入しておいた時間割を整えて、最終決定します。
必修科目の曜日に履修する一般科目を決める
仮決めしておいた一般科目をシラバスで確認して、次の点を考慮しながら、履修する一般科目を確定していきます。
一般科目の優先順位
必修科目と同じ曜日に仮決めした一般科目は、複数の候補があるはずです。シラバスを見ながら、興味・関心を持って学べそうな方を選びましょう。口コミなどの非公式情報も判断材料として活用しましょう。
一般科目にあまり興味が持てない場合は、推奨はしませんが、単位取得の難易だけで選ぶという方法もあります。一般科目は最小の労力で単位を取得し、専門科目に専念したり、学業以外でやりたいことを極めたい学生には、そのような選択もありえるでしょう。
講義と講義の間を空けすぎない
必修科目と一般科目を同じ曜日に登録する際は、講義と講義の間を空け過ぎないように注意してください。
例えば、1限と4限が講義で、2限と3限が空いていると、2限と3限は中途半端で使えない時間帯となってしまいます。課外活動やアルバイトをするには短く、予習復習など自習時間とするには長すぎます。
講義と講義の間を空けるとしたら、1限分が妥当でしょう。
履修科目の一日当たりの上限
特定の曜日に科目を集めるといっても、一日に受講する科目はせいぜい4科目(8単位)までとしておきましょう。それ以上履修すると、消化不良を起こしかねません。特にGPAを採用している大学では、単位の放棄が事実上できないため、試験期間に地獄を見ることになります。
登録単位数の考え方
履修登録する単位数の考え方は、大学の制度によって異なります。
GPA制度を採用している大学の場合は、登録取り消しが可能な期間を過ぎると、途中で単位を放棄することが事実上できません。放棄した科目の成績が、成績表全体に致命的な悪影響を及ぼすからです。
そのような大学では、年間の標準登録単位数が参考値として提示されています。新入生はあまり欲張らずに、参考値を目安に登録しましょう。
GPAを採用しておらず、単位の放棄も可能な場合は、上限まで登録しておきましょう。
履修したい科目がかぶってしまったら
どうしても履修したい科目が同一曜日の同一時間で重なった場合は、どちらかの科目を諦めるしかありません。しかし、それでも受講する方法はいくつかあります。
(1)まったく同じ内容の講義が、別の時間に開講されていることがあります。教員名でシラバスを検索してみましょう。
(2)次年度以降も開講される可能性があるので、卒業までに履修すると良いでしょう。但し、今年度限りの科目や、隔年で開講される講義もあるので、必ず履行できるとは限りません。
(3)最後の手段は、他大学で開講されている科目に聴講生として受講することです。大学の教員は、複数の大学で科目を受け持っていることが少なくありません。どうしても受講したい教員がいるなら、相談してみましょう。
これらの観点に考慮して、仮決めとして記入した科目を削ったり、逆につけ加えたりして、時間割を整えていきます。
この時間割であなたの一年(または半年)が決まります。だから、不明な点があれば、遠慮なく大学の相談窓口に問い合わせましょう!
(おわり)
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