大学生は責任ある社会の一員です

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子供のころ、大学生は大人に見えました。ところが実際に大学生になってみると、「なんだ、こんなもんか」「中身は子どものころと変わらないな」などと感じるものです。

しかし、これといって大人の実感がないとしても、いまの子供からすれば、大学生は大人と変わりません。子供からは大人として見られていることを自覚して、子供のお手本となるよう心がけてください。

 

例えば、信号無視。

少なくとも子供の前では慎みましょう。親御さんが子供に注意しても、その横で学生が信号無視をしては、説得力がなくなります。
 

例えば、電車内のマナー。

イヤホンからの音漏れ、電車内での化粧直しなど、これらも子供に見習ってほしくない姿です。

 

子供は大人の背中を見て育ちます。子供からは大人として見られているという自覚を持ってください。そうした自覚があれば、行動は自然と変わっていきます。

そして、学生一人ひとりの行動が変われば、社会も少しずつ変わっていきます。学生も社会の一員だからです。

 

何かあると「政府が悪い!」「社会が悪い!」と非難する人がいますが、そうやって批判する人もまた社会を構成する一員です。世間を非難するだけでなく、自分が社会に対して何ができるか、自分にどのような貢献ができるかを考えてください。

絶大な人気を誇ったジョン・F・ケネディ[1]の演説は、今日でも色褪せません。

Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.

(国があなたのために何が出来るのかを問うのではなく、あなたが国のために何が出来るかを問いなさい。)

 
小さなことでもかまいません。自分にもできるささやかな貢献から始めてみましょう!

[1]ジョン・F・ケネディ
(John Fitzgerald Kennedy 1917 - 1963 ) 第35代アメリカ合衆国大統領。略称は「JFK」。大統領就任時(1961年)は43歳。選挙で選ばれた大統領としては最も若い大統領だった。キューバ危機、アポロ計画など多くの歴史的案件に関わる。1963年遊説先のテキサス州ダラスで暗殺。

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(おわり) 

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