他己分析のすすめ

ver. 1.00

自己分析を一通り終えたら、他己分析に取り組んでみましょう。自分のことは自分自身が一番分かっていると思いがちですが、他人のほうが案外理解しているものです。

そこで、他己分析には「ジョハリの窓」を活用することにしましょう。

 

「ジョハリの窓」とは?

「ジョハリの窓」とは、自己の公開と円滑なコミュニケーションを考えるために提案されたモデルです。

サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト (Joseph Luft) とハリー・インガム (Harry Ingham) が提唱し、二人の名前を組み合わせて「ジョハリ」と呼ばれるようになりました。

「ジョハリの窓」 自分自身が
知っている 知らない
周囲の人が 知っている

A 開放の窓

「公開された自己」
(open self)

B 盲点の窓

「自分は気付いていないが、他人からは見られている自己」
(blind self)

知らない

C 秘密の窓

「隠された自己」
(hidden self)

D 未知の窓

「誰からもまだ知られていない自己」
(unknown self)

 
自分自身も自覚し、かつ、他人も同じように認識している自分は「A 開放の窓」、自分自身は自覚していないが、他人からは認識されている自分は「B 盲点の窓」、自分自身は自覚しているが、他人は認識していない自分は「C 秘密の窓」、そして、自分も他人も認識していない自分は「D 未知の窓」です。

 

「ジョハリの窓」の使い方

「ジョハリの窓」を参考にしながら、「A 開放の窓」を広げる努力をしましょう。

なぜ、「A 開放の窓」を広げるのか? それは、悩みの多い人は「B 盲点の窓」と「D 未知の窓」が広い傾向にあるからです。自分の本当の姿と世間に写っている自分に大きな違いがあると、人はその差異に悩みます。

そのため、「A 開放の窓」を広げることが、悩みの解消につながります。そして、「A 開放の窓」を広げるためには、「B 盲点の窓」と「D 未知の窓」を知ることが有効です。
 

「ジョハリの窓」は、完成させれば内定が取れるというものではありません。「ジョハリの窓」を埋めることが目的でもありません。「ジョハリの窓」を通して無自覚だった自分を知り、自分の可能性に気がつくことが大切です。

 

「ジョハリの窓」は具体的に

就職活動の季節になると、あちこちで「私ってどんな人?」と尋ねる学生の姿を目にします。しかし、尋ねられた人は困惑することが多いようです。そのような漠然とした質問では答えようがないからでしょう。
 

そこで、他己分析をする際には具体的な質問をしてみましょう。

  • 「私ってどんな職場で仕事していそう? 自由闊達な職場? それとも落ち着いた職場?」
  • 「私ってどんな職種が似合いそう? バリバリのセールスパーソン? それとも緻密な事務職?」

このように具体的に訊けば、いくぶんか答えやすくなります。それに具体的なので、話も弾みます。

また、その理由も忘れずに訊いてみましょう。その理由を聞くことで、自覚していなかった自分を発見できるかもしれません。
 

「A 開放の窓」を広げる作業を通して、より深い自己分析ができることでしょう!

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(おわり) 

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