どこへ旅に出るか?

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自分が行きたいところへ行く。これが旅の原則です! しかし、それだけでは、目的地をなかなか決められない人もいるでしょう。

そういうときは、自分なりのテーマを持ちましょう。例えば、次のようなテーマはいかがでしょうか?

 

1. 有名な観光地をまわる

教科書では知っているものの、実際には行ったことのない場所はたくさんあります。そういう意味で、地理歴史の教科書はテーマの宝庫です。

国内なら、法隆寺、東大寺、厳島神社、中尊寺、金閣・銀閣、姫路城、日光東照宮など、意外と行きそびれてるところは少なくありません。最近だと、世界遺産も人気です。

海外に目を向ければ、ピラミッド、万里の長城、パルテノン神殿、マチュピチュ、アンコールワット、バチカン市国、エッフェル塔、エアーズロックなど、書ききれないほど見どころがあります。
 

観光地だけでなく、有名な美術品を見てまわる旅もおもしろいかもしれません。

 

2. 偉人の足跡を辿る

旅に意義を感じたい方には、尊敬する人物の足跡を辿る旅がおすすめです。

先人たちはどこで何を考えたのか? 実際にその地で偉人たちに思いを馳せれば、今後の人生の糧になるかもしれません。その人物が自分のロールモデルなら、なおさら自分の血や肉となるでしょう。

 

3. 論争の現場を知る

テレビや論壇誌で喧しく交わされる議論について、実際に現地へ足を運んで自分の眼で見ることをおすすめします。
 

例えば、先の大戦に関する両極端な論争。頭でっかちに論ずるのではなく、まずは現場を歩いてみましょう。

原爆ドーム(広島)、ひめゆりの塔(沖縄)、知覧特攻平和会館(鹿児島)、靖国神社(東京)、バンザイクリフ(サイパン)などを訪れれば、見方が一変するかもしれません。

報道だけでは分からない現場の空気をきっと感じられるでしょう。

 

4. 新興国を見る

発展途上にある国や都市を訪れれば、世界の潮流を肌で感じられるかもしれません。特にBRICsと呼ばれる国々には、世界中から人と金と物が集まってきています。

日本では見られない活力と矛盾。それだけでも一見の価値があります。
 


 
なお、いきなりヒッチハイク、バックパッカー[1]、放浪の旅などは厳禁です。そのような貧乏旅行への憧れは理解できますが、自分の身は自分で守れるほど旅に精通してからにしましょう。

[1]バックパッカー
(英 backpacker )低予算で諸外国を旅する個人旅行者を指すが、厳密な定義はない。

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(おわり) 

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