誰でも簡単にできる、読み飛ばし速読法!

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特別な訓練を受けなくても、誰でもできる簡単な速読法があります。それが読み飛ばし速読法です。その名の通り、文章を読み飛ばすことによって速読します。

それでは、何を読み飛ばすのか? すでに知っている事柄を読み飛ばしていきます。すでに知っていることなら、読み飛ばしたとしても本の内容は理解できます。
 

たとえ知っていることだとしても、読み飛ばすことには抵抗を感じるかもしれません。しかし、読書とは一言一句を生真面目に読むことではなく、本の内容を理解することです。

だから、内容を理解しているならば、その箇所を読み飛ばすことに問題はありません。
 

例えば、90年代のバブル経済崩壊について知っていれば、バブル経済の説明は読み飛ばすことができます。iPS細胞の概要を知っていれば、その解説は読み飛ばしても差し支えありません。

つまり、知識が増えるほど、本は速く読めるようになります。速読するためには、知識を増やすことが有効です。

 

なぜ、読み飛ばしが有効なのか?

そもそも本は、何らかの主張を読者に理解してもらうために書かれています。しかし、著者が自分の主張だけを述べたとしたら、それが常識からかけ離れた主張であるほど、読者は理解することができません。

そこで、読者が順を追って理解できるように、著者は誰にでも分かる一般的な事柄や客観的な資料から議論を組み立てていきます。その結果、本文の7~8割は一般論によって占められ、残りの2~3割で著者の主張が展開されます。当然のことながら、その2~3割の部分がその本の核心です。
 

読み飛ばし速読法の利点は、一般論の箇所をできるだけ速く効率的に読むことによって、著者がもっとも伝えたいことを理解するための時間と体力が確保できる点にあります。そのため、本がただ速く読めるというだけでなく、著者の主張を深く理解するための読書法でもあります。

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(おわり) 

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