口頭解説のみで進む講義の勉強法

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板書も教科書もレジュメもなく、ただひたすら先生が話し続けるだけの講義があります。特に人文科学系・社会科学系の科目に多いようです。こうした講義では、どのように勉強すべきなのでしょうか?
 

ノートのとり方

基本的には「板書を中心に解説する講義の勉強法」と同じです。つまり、口頭説明を聴くと同時に頭の中で要点を整理し、それをノートに記録していきます。新聞記者と同じ要領です。しかし、そうは言っても、すべてが口頭で進む講義をノートに書き記すことは、至難の業のように思われます。

ところが、心配するには及びません。実は、口頭解説のみで進む講義は、すべてを記録する必要はありません。なぜなら、話し続けている先生自身が、いつの講義で何を説明したか、いちいち正確には覚えていないからです。

そのため、難解な語句の細かい定義や大幅に脱線した話は、無理して書きとめなくてもかまいません。講義全体の大まかな流れを把握して、それをノートに書きとめてください。

ただし、講義は脱線した話こそが面白く、人生に役立つものです。このような話は、試験度外視で書き留めておきましょう。あとで復習する際にも、記憶を呼び覚ますのに有効です。

 

試験対策

もっとも大切なことは、大まかな論理展開を押さえることです。

口頭説明のみで進む講義の試験では、今日までの学説の流れを整理したうえで、最後に自分の意見、考え、問題意識を述べることがしばしば求められます。

例えば論述試験では、「既存の理論や学説を正確に説明する」 → 「同時にその問題点や課題を指摘する」 → 「(講義中に説明があれば)先生の主張を盛り込む」 → 「最後に自分の意見、考え、問題意識を述べる」という順に論述すればよいわけです。

特に、最後の「自分の意見、考え、問題意識を述べる」ことが重要視されます。講義に熱心な先生は、語句の細かい定義などが多少怪しくても、大学生らしい問題意識が感じられる答案を評価してくれるものです。

 

大学の勉強は、講義をただ正確に覚えれば良いというわけではありません。「自分が同じ立場だったらどうするか?」という当事者意識が何より大切であり、それを論理的に考察し、説得力を持たせて表現することが学生には求められています。

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(おわり) 

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